法隆寺東院にある夢殿。
夢殿は聖徳太子の冥福を祈って建てられました。
美しいフォルムを描いています。
絵になる建物ですよね。
現存する八角堂の中では最古のもののようです。
法隆寺には西院と東院があります。
五重塔や金堂のある西院の方が観光客も多く、華やかな雰囲気が漂います。
それに比べて夢殿のある東院はひっそりとしていますね。
東院の鄙びた感じが好き、という方も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
夢殿という名前がまたいいですよね。
聖徳太子の夢の中に仏様が現れて、経典の疑義を説かれたというエピソードに由来します。
経典の疑義を説く
? どういう意味なのでしょうか。
疑義とは、意味がはっきりしない疑わしい事がらを指します。
そう、経典とはそもそも意味のはっきりしない難解なものなのです(笑)
聖徳太子もきっと、奥深い経典の解読に苦しんでおられたのではないでしょうか。夢の中にまで現れるぐらいですから・・・
法隆寺中門の仁王像。
受験勉強に一生懸命取り組んでいた受験生の夢の中に、試験問題がそっくりそのまま出てきた・・・なんて話を聞くことがよくあります。
一心不乱に念じていれば、天も味方するということなのでしょうか。
法隆寺夢殿には、そんな人間が持つ潜在意識の計り知れないパワーが感じられます。
ご存知、法隆寺五重塔。
五重塔の撮影はいつも思うのですが、なかなか難しいものですね。
光の加減でしょうか、どうしても暗さの目立つ仕上がりになってしまいます。
撮影技術を上げれば、この問題も少しは解決するのでしょうか(笑)
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