薬師寺の紫式部をご案内致します。
與樂門を入って北受付(唐院)で拝観料を支払い、大宝蔵殿へ向かう途中の両脇に見事な紫式部が!
紫色の実をびっしりと付けています。
小紫とよく似ていますが、小紫に比べ背が高くやや大型の実を付けます。
小紫はその実を枝に沿って固まるように付けるのに対し、紫式部の実は比較的バラバラに付くのが特徴です。
紫式部の花言葉は「上品」。
紫式部という名前から、かの有名な「源氏物語」の作者を思い浮かべてしまいますよね。
紫式部という名前の由来ですが、紫色の実をびっしりと付けることから、「紫重実(むらさきしきみ)」あるいは「紫敷き実(むらさきしきみ)」と呼ばれていたようです。
それがいつの間にか、「紫式部」と言うようになったという説があります。
薬師寺中門の仁王像に踏み付けられる邪鬼。
邪鬼ってどこかユーモラスですよね。笑ってはいけないんですが、なぜか頬が緩んでしまいます。
鐘楼から東院堂へ向かう東回廊沿いには、白い実を付ける白式部が見られました。
紫式部に白式部・・・何とも風流な光景です。
薬師寺金堂。
金堂の前にステージが設けられていますね。
金色に輝く擬宝珠が印象的です。
扉が開けられて、中に収められている薬師三尊像が垣間見えます。
別名を実紫(みむらさき)と言います。
収穫の秋にふさわしく、たわわに実った実を枝いっぱいに付けています。
法相宗大本山薬師寺へのアクセスは、近鉄橿原線西ノ京駅下車すぐとなっています。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003