奈良県天理市に鎮座する石上神宮。
奈良県内有数のパワースポットとして知られます。
鏡池前の休憩所に境内案内図が掲げられていました。
布留の杜と申しますか、緑深い社叢に囲まれた石上神宮の様子がよく分かります。
石上神宮の大鳥居を入ると、左手に神杉が立っています。
その神杉の左奥に目をやると、歴史を感じさせる石上神宮らしい建物が建っています。
石上神宮の参集殿。
結婚式や年中行事など、何かイベントごとがある時に関係者が集う場所として知られます。神剣渡御のでんでん祭りの時にも、参集殿から田植えの格好をした早乙女が数人出て来られたのを思い出します。
境内でイベントが始まる直前に、この参集殿の前に陣取っていれば、記念になるいい写真が撮れるのではないでしょうか。
猛々しい霊気に満ちた石上神宮。
女性的な優しい雰囲気に満ちた大神神社とは対照的です。
石上神宮は日本最古の道と言われる山の辺の道の起点にもなっています。
境内では神様の使いとされる鶏が出迎えてくれます。
鳴き声も声高に、境内に独特な緊張感を生み出します。
境内マップに目を凝らしてみます。
参集殿や社務所の背後に儀式殿がありますね。
鎮魂殿とも呼ばれる場所で、拝殿と共に結婚式会場にもなっている建物です。石上神宮の結婚式のしおりを見てみると、儀式殿の中の式場配置図が案内されていました。
それによると、新郎新婦の並びが通常の披露宴会場とは逆のようです。
神饌や玉串案を向こう正面に、向かって左側に新婦並びに新婦方参列者、右側に新郎並びに新郎方参列者が並びます。
石上神宮には3か所の駐車場が用意されていますが、第一駐車場からだと、大鳥居の下を通らずに境内へと入って行くことができるようです。
パワースポットめぐりに石上神宮は外せません。
「武」を司る物部氏を祀る社には、強いスピリチュアルメッセージが解き放たれています。仏教擁護の蘇我氏との争いに敗れ、歴史の表舞台から消え去ったかに見える物部氏ですが、ここ石上神宮に詣でれば、その猛々しい霊威を感じずにはいられません。
春と秋の観光シーズンには、山の辺の道のハイキングに訪れる観光客で賑わいます。
神さぶる石上神宮は、同じく山の辺の道のルート上にある大神神社と共に奈良県を代表するパワースポットの双璧を成します。
癒しというよりは緊張に近い波動を感じますが、聖地巡礼の旅に石上神宮はおすすめです。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003