茅の輪をくぐって上半期の罪穢れを清める。
梅雨時の最中、季節的にも湿気が多く冴えない時期に、何かこうスカッとしたい!そんな気分も手伝うのでしょうか、全国各地で催される夏越の大祓は大人気のようです。
奈良県桜井市の大神神社では、毎年6月30日に茅の輪神事が執り行われます。
奈良県内では他にも、玉置神社、宇太水分神社、橿原神宮、大和神社、村屋神社、談山神社、天川大弁財天社、笛吹神社、廣瀬大社、往馬大社などで夏越の大祓が催されます。
知らず知らずの内に犯してしまった罪や心身の穢れ・・・一旦棚卸をして、今年の残り半分を迎えたい。
昨今では、「断捨離(ダンシャリ)」「捨て去る技術」などのキーワードが流行していますが、夏越の大祓へ向かう気持ちとどこかリンクしているような気が致します。
今あなたが何かに夢中になっているとすれば、それはひょっとすると執着なのかもしれません。単なる「こだわり」や「わだかまり」なのかもしれません。それも穢れの一種だとしたら、一旦は棚卸しをする必要があるのかもしれませんよね。
大神神社二ノ鳥居前。
三輪山をご神体とする社らしく、鳥居の手前に杖が用意されています。
嬉しい御配慮に感謝です。
人は単純な動作を繰り返すことによって、何かに気付くことはよくあります。山登りにもその効用が認められます。自分の身にこびり付いてしまった「わだかまり」を捨て去ることによって、新たな道が開けてくることは誰もが経験していることではないでしょうか。
神様にも色々あれど、「大神」と名の付く神社には、ただそれだけで有難味が増してくるような感じがします。
何かを断って、何かを捨て、そしてそれらから離れてみる。
全国各地で行われている茅の輪くぐりにも、断捨離に似た効果が期待できるような気がします(笑)
<茅の輪くぐりの関連情報>
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003