夏の会席料理に鰻の養老寄せを作ってみました。
奈良名産の三輪そうめん、鰻、オクラ、パプリカ、明太子などをゼリー寄せにして供します。
夏バテ予防に鰻は定番ですよね。
普段はウニを使った養老寄せをお出ししているのですが、今回はやはり夏の主役”鰻”を持ち出してみました。
大正楼中庭。
とある料理番組でウナギのお好み焼きが紹介されていました。
「ウナギもお好み焼きの具材になるんだぁ」と感心しながら見ていたんですが、昆布茶とウナギのタレが上手にお料理に使われていて、なるほどと思った次第です。
お料理はやっぱり工夫次第なんですね。
鰻の養老寄せのゼリー地は昆布と鰹の出汁です。
グルタミン酸とイノシン酸による旨味の相乗効果が演出されています。
再び大正楼の中庭。
三輪そうめんにも色々なカラーバリエーションがあり、食材としての使い勝手にも秀でています。そうめん料理もこれまた工夫次第ですね。
中庭に咲くアジサイ。
スペイン料理に鰻の稚魚を炒めた一皿がありますが、一度食してみたいですね。
にんにく、唐辛子、オリーブ油で炒めてあるだけなんですが、なんとも贅沢なお料理です。
日本では何と言っても名古屋の「ひつまぶし」でしょうか。
個人的な見解で申し訳ないんですが、どうしても「ひつまぶし」を”ひまつぶし(暇潰し)”と見間違えちゃうんですよね(笑)
鰻の蒲焼ですが、関東と関西では多少違うんです(笑)
関東の蒲焼は背開きで、蒸してから焼き上げます。そのため、ふんわりした口当たりが特徴です。
一方の関西の蒲焼は腹開きで、蒸さずにたれを掛けて焼く方法をとります。そのため、こってりした風味が持ち味なんです。
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