紙垂(しで)って神社でよく見かけますよね。
奈良県桜井市にある古社「等彌神社」にも紙垂が垂れ下がっていました。
手水処の紙垂。
注連縄にぶら下がっています。
紙垂とは神前に供える幣の一種とされます。
磐座(いわくら)でしょうか。
俗界と神界を分ける結界の役目も担います。
大相撲の横綱土俵入りの際にも、この紙垂を目にします。元々相撲は神様に奉納するためのものでした。相撲の歴史に触れると、神事としての深みを感じずにはいられません。
鳥見山に鎮座する等彌神社。
桜の名所にしだれ桜は付き物ですが、しだれ桜の”しだれ”と紙垂(しで)は同じ語源に由来しています。
他動詞「垂づ(しづ)」から派生しているのです。
等彌神社の近くにあるバスの停留所。
バス停の名前は「神之森町」。神の鎮座する杜にふさわしいですね。
同じ桜井市内には、大相撲発祥の地として知られる相撲神社があります。
ふと思ったのですが、相撲と”数字の四”には何か深い関係があるのでしょうか。
この記事のテーマになっている紙垂は四手(しで)とも書きます。
力士が踏むのは四股です。
土俵の赤房下、黒房下、青房下、白房下・・・と全部で四つあります。
結婚式場としても利用されているんですね。
そもそも紙垂は、なぜ四つ並んでいるのでしょうか。
率直な疑問が湧いてきました。
あれこれと頭の中を巡らせながら、大和の地を散策してみるのも面白いですよ(笑)
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