鎌倉時代に再建された東大寺南大門。
運慶、快慶作の金剛力士像の北側に安置されている石造獅子像をご存知でしょうか?
東大寺南大門の裏側両サイドに佇みます。
東西一対の獅子像は、座高が東方像1.8m、西方像1.6mで、高さ1.4mの台座に置かれています。
狛犬の様な役割を担うものと思われますが、前足をピンと伸ばし胸を張っている姿は、京都清水寺の仁王門前に居る狛犬を彷彿とさせます。
東大寺では写仏も体験できるんですね。
石造獅子像は南宋から訪れた4人の石匠によって、1196年に製作されました。
材料となった石は中国の寧波から運ばれています。
大陸の風が感じられる東大寺。
大仏殿の方を向いて鎮座する石造獅子像を見ていると、遠い時代の中国との交流が垣間見えてきます。
◇東大寺南大門前駐輪場 意外な場所に自転車置き場を発見!
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