日々の食材仕入れの中、たまに面白いものが手に入ります。
本日は、緑色のナスと白いゴーヤ。
ナスといえば濃い紫色をしている野菜。
そのように相場は決まっていますが、目の前にしているのは緑色のナスです。
世界を見渡せば、中国の華北地域などでは緑色のナスが普通に見られるようです。日本国内でも、ごくわずかに地方品種として緑色のナスが出回ります。
緑色のナスを使って、茄子のコンポートを作ってみました。
白ワインをベースに寒天で固めたデザートです。
アントシアニンの一種であるナスニンと呼ばれる紫色の色素が形成されずに、葉緑素の色が際立つ緑色のナス。
「茄子の翡翠煮」なんていう料理もありますが、この緑色のナスを使えばより鮮やかに仕上がるのかもしれませんね。
ゴーヤ畑の向こう側に三輪山が見えます。
緑色のナスも珍しいですが、葉緑素すら形成されない白いナスも存在します。
ヨーロッパの方では、白いナスは”卵ナス”として広く知られているようです。元来ナスは英語で、eggplant と言うぐらいですからね。日本人が常識として疑わない”茄子紺”は意外と狭いエリアだけの話だったのかもしれません。
本日のお造り。
つい先日も、赤いオクラを市場で発見しました。
赤オクラは生で食することもできます。演出効果も狙って、サラダにはおすすめの食材ですね。
さて、白いゴーヤはどのように調理致しましょうか・・・。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003