箸墓古墳から国津神社へ向かう途中、箸墓古墳の袂に兆域原標がありました。
卑弥呼の墓ではないかと伝えられる箸墓古墳(大市墓)。
兆域とは墓のある区域を表します。
要するに兆域原標とは、ここからここまでが墓地ですよという目印になるわけですね。
大市墓兆域原標。
道路脇にある兆域原標は、鬱蒼と生い茂る箸墓の杜との境界線にもなっています。ご存知のように箸墓古墳は宮内庁管轄の陵墓です。みだりに立ち入ったりすることは禁止されています。
立入禁止の看板。
宮内庁からの厳重なお達しです。
箸墓の杜からはセミの鳴き声がこだまします。セミにとっては、宮内庁管轄も何もないですからね(笑)短い生命を思う存分謳歌しているようでした。
駐車場から箸墓古墳を撮影。
前方後円墳であることを覗わせる”くびれ”部分がはっきりと見て取れます。
駐車場の裏側から箸墓古墳へ通じているようです。
お墓の結界を定めるなんて、結構難しい作業なんだろうと推測されます。
箸墓古墳の周りにもお濠が巡らされていたようですから、どこまでを兆域とするのか意見の別れるところではあるんでしょうね。
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