飛鳥寺に芙蓉の花が咲いていました。
芙蓉は夏から秋にかけて開花するアオイ科フヨウ属の花です。
奇麗な花ですね。
原産地は日本、台湾、中国などの東アジア地域とされます。日本でもとりわけ、四国・九州・沖縄などの比較的暖かいエリアが原産地となっています。
寒さにはやや弱い樹木のようですね。
本堂前の両脇に芙蓉の花が咲き誇ります。
芙蓉の花は朝開いて夕方にしぼむ一日花として知られます。
拝観口の前で芙蓉のつぼみらしきものが!
芙蓉の一つの花自体は短命ですが、最盛期になると、毎日新しい花を途切れなく咲かせてくれます。
明日香村のヒガンバナ。
背後にかすかに見えるのは大和三山の香久山です。
本堂前に咲く芙蓉。
飛鳥寺の本堂には、日本最古の仏像として知られる飛鳥大仏が坐しておられます。芙蓉の花をさぞご覧になられたいのではないでしょうか。
萩の花も咲いていました。
秋を感じさせる光景があちらこちらに見られます。
おっ、芙蓉の葉っぱに毛虫が這っています!
自然を身近に感じることのできる飛鳥ならではの光景です。
飛鳥エリアで芙蓉といえば、橘寺の酔芙蓉が有名ですよね。
咲き始めは白色で、時間が経過するにつれてピンクがかってきて、夕方しぼむ頃には濃いピンク色になるという八重咲きの酔芙蓉。
芙蓉の変種ですが、色の変化を楽しめるロマンチックな花です。
徐々に花の色が赤みがかってくることから、酔った状態に例えられて命名されています。なぜかお寺の拝観でよく目にするびんずる尊者を思い起こさせます。
飛鳥寺の本堂は拝観料が必要ですが、境内の拝観は無料です。
飛鳥寺の芙蓉を観賞しに行きましょう!
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003