薬師寺のキンモクセイ(金木犀)をご案内致します。
キンモクセイといえば・・・あの豊かな香りですよね。
玄奘三蔵院伽藍脇のおトイレ前(笑)
花咲く場所に納得してしまいましたが、キンモクセイの芳香が解き放たれていました。
キンモクセイの香り。
毎年秋になると嗅ぐ香りですが、やはり待ち遠しいものですよね。
玄奘三蔵院伽藍内の玄奘塔。
伽藍内ではささやかな盆栽展が開かれていました。
キンモクセイの花言葉は「気高い人」。
原産地の中国では、桂花と書きます。
中国ではキンモクセイは”月に生える仙木”とされます。
日本人なら月にウサギを連想しますが、お隣の中国では月とキンモクセイが結び付くのでしょうか。
中秋の満月はなぜ鮮やかな金色をしているのか?
それは月の桂花が咲いたから・・・そんな民話が残されているようです。
薬師寺中門の仁王像。
倒壊防止のためでしょうか、背中にワイヤが取り付けられていますね。
キンモクセイの花は、飛鳥にある橘寺の前で見かけたことがあります。
とにかく目立たない花なんですよね。
香りが先にくる、そんな気品に満ちた花です。
よく見ると、花弁は4枚なんですね。
英名は fragrant olive と言います。フレグラント・・・なるほど♪
玄奘三蔵院伽藍内にある大唐西域壁画殿。
平山郁夫画伯の壮大なスケールで描かれた絵を拝観することができます。
中国の色濃い玄奘三蔵院伽藍の傍に咲いているキンモクセイの花・・・植えられた場所の理由は、むしろこちらの方が正しいのかもしれませんね(笑)
それにしても、秋を感じさせる香りです。
薬師寺拝観の際には、この場所に咲くキンモクセイの香りをおすすめ致します。
◇薬師寺の紫式部 源氏物語の作者ではないムラサキシキブ!
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