厳島神社といえば、かの有名な広島の社を思い浮かべますが、ここ奈良県にも厳島神社と称する神社があります。
厳島神社の本殿。
北向きに建つ本殿です。
天理市田町船戸鎮座の厳島神社は石上神宮のお旅所として知られます。
本殿向かって左側にこんな石が置かれていました。
手水舎の名残でしょうか。
石上(いそのかみ)の文字が確認できます。
毘沙門堂。
本殿に向き合う格好で佇みます。
毘沙門天には「北」のイメージがありますが、確かに本殿より北方向に建てられています。
厳島神社の案内板。
御祭神は市杵島姫命のようです。
境内の石灯籠。
右側は奈良の鹿がデザインされているものと思われますが、左側の意匠は何を表しているのでしょうか。
昔の近鉄バファローズのマークにも似ています(笑)燃え盛る炎か、湧き立つ雲か・・・ちょっぴり興味をそそられます。
布留川の畔に無花果の実が成っていました。
厳島神社は石上神宮のお旅所ということもあり、毎年10月15日に催される石上神宮のふるまつり(渡御祭)のルートの起点にもなっています。
厳島神社の狛犬(吽形)。
阿吽の呼吸で知られる狛犬ですが、やはり口を閉ざした吽形の狛犬は向かって左側に配置されているんですね。
遥拝所でしょうか。
本殿向かって右側の薄暗い場所にありました。
境内で見つけた蛙股。
宝珠の形にくり抜かれていますね。
面白い形の懸魚です。
あまり見かけないデザインですね。
今回は天理市の中心街から南側を散策してみたわけですが、厳島神社や市座神社など、ガイドブックではお目にかかれない穴場スポットを幾つも発見致しました。
<石上神宮の関連情報>
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003