東の三輪山と西の二上山を結ぶライン上に多神社は鎮座します。
読み方は多神社(おおじんじゃ)。
多神社の五角絵馬。
合格祈願の絵馬のようですね。
多神社の本殿。
一間社春日造の立派な建造物です。
干支の絵馬。
開運招福と書かれていますね。
聖徳太子ゆかりの太子道沿いに鎮座する多神社。
正式名称を「多坐彌志理都比古神社」と言います。
「おおにいます みしりつひこ じんじゃ」・・・何とも言いにくいフルネームです(笑)
学業成就の絵馬。
多神社には様々な種類の絵馬が用意されているようです。
古事記の編纂に携わった太安万侶を祀る多神社。学業成就や合格祈願など、学問の神様の系列を感じさせます。
ところで、多神社の「多」って面白い名前ですよね。
実はこの「多」は、「飮富(をふ)」一字化したものなんだそうです。
多の西の方に、飯高(ひだか)という地名が残っています。現在の奈良県橿原市飯高町。
この飯高は「和名抄」における飮富郷を意味します。
「飯富」と「飯高」は字形がよく似ていますよね。そう言われてみれば、確かに「富」と「高」は一見すると同じ字のように見えなくもありません(笑)
飯富が飯高に変遷し、その後 ”母音脱落”してヒダカになったという歴史秘話。
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