相撲とサッカーは、その文化の違いから対極に論じられることの多いスポーツだと思われます。
八咫烏(やたがらす)神社の八咫烏像。
サッカーW杯開催時には、巷の話題になる八咫烏像(^v^)
森永のチョコボールのパッケージデザインと重なりますね(笑)すみません、いささか不謹慎でした(*^_^*)
十二柱神社のお相撲さん。
鳥居傍の狛犬の下で、重~い狛犬を一生懸命に支えています。
十二柱神社の境内には、相撲の起源となった野見宿彌(のみのすくね)の顕彰碑があります。
大相撲の横綱土俵入りを思わせる磐座(いわくら)。
墨坂神社の水の神様「龍王宮」に祀られている磐座には、結界を表す注連縄と紙垂(しで)が張られています。
威風堂々とした横綱の腰回りがダブって見えて参ります・・・そう、横綱とは俗界とかけ離れた神の領域に居る人なのです。神に奉納する神事として始まった相撲の歴史が垣間見えます。
サッカーと同じくボールを蹴る遊びに蹴鞠があります。
現在でも、藤原鎌足を祀る桜井市の談山神社に於いて「けまり祭」が催されていますが、大化の改新のきっかけとなった中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足(藤原鎌足)の出会いが蹴鞠に遡(さかのぼ)ることはよく知られます。
神武天皇の道案内をして、大和平定の手助けをした八咫烏。
勝利へ導く神として崇められるようになったわけですが、自由奔放で国際色豊かなサッカーに比べ、閉鎖的に国技として発展を遂げた大相撲。
大相撲はスポーツなのか、興行なのか、はたまた神事なのか。
垂仁天皇の前で相撲を取った野見宿彌は勝者でした。一方の敗者である当麻蹴速は勝負に負けて殺されたと伝えられます。当麻寺近くのけはや塚に、大相撲のルーツである相撲の歴史を見ることができます。
抜き差しならぬガチンコ勝負だったんですね。
八百長問題で揺れる大相撲の世界ですが、今後の行方をしっかりと見守りたいと思います。
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