春の足音が聞こえてくる中、人生の門出を祝う結婚披露宴が催されました。
春先の結婚式もいいものですね。
物事の始まりを予感させる季節だけに、ご列席者の方々の希望に満ち溢れた笑顔が印象的でした。
鮑(あわび)の酒蒸し。
ご婚礼料理には、ほぼ毎回お召し上がり頂いている一品です。
3時間かけてじっくり蒸し上げた鮑の柔らかさに、思わず頬がゆるみます(^v^)
当館二階の結婚披露宴会場。
一の膳と二の膳がずらりと並べられます。
鮑の肝を使ったソースを掛けて供します。
手前に添えているのは、古代米と三輪そうめんのサラダです。
今回は黒米を使ってみましたので、そうめんが奇麗な紫色に染まっています。
奈良産豚肉として知られるヤマトポーク。
適度に脂肪の入った、旨味あふれる片ロース肉です。
今回はヤマトポークを焼豚風に仕上げてみました。
たんぱく質分解酵素のパイナップルが効いていて、豚肉の繊維が程よく柔らかくなっています。
高砂席と金屏風。
高砂席の両サイドには会場装花を飾ることもできます。
披露宴で活躍した会場装花やブーケを押し花額にしてみるのも面白いアイディアです。
当館では縁起物の蛤(ハマグリ)は、お吸い物の潮汁としてお出ししています。
余談になりますが、蛤を語源とする言葉に「グレる」があることをご存知でしょうか(笑)貝合わせにも使われた蛤には幸運のメッセージが詰め込まれています。
その一方で、片貝であることから「鮑の片思い」なんていう言葉もありますが、これから続く長い結婚生活において片思いになられることもあるかもしれません。夢もあるけれど、現実もあるのが結婚生活。そんな時にこそ、ご自身を見つめ直して乗り越えていかれんことを切に願っております♡♡♡
慶事に用いられる熨斗(のし)の由来でもある鮑(あわび)。
鮑の肉を薄くはぎ、さらにそれを伸ばして干した熨斗鮑(のしあわび)は、昔の儀式の肴として供されていました。進物に添えられる熨斗鮑は、祝い事の象徴でもあります。
結婚披露宴に鮑の酒蒸しをどうぞお召し上がりください。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003