黒塚古墳は卑弥呼の墓なのか?
古代史の謎の一つに、卑弥呼の存在が大きく根を下ろしているのは周知の事実ですが、黒塚古墳の存在も実にミステリアスです。
黒塚古墳の墳丘から大和平野を見下ろします。
黒塚古墳はJR柳本駅と国道169号線の間に位置する前方後円墳です。卑弥呼の墓として最有力候補に挙がっている箸墓古墳よりは一回り小さいサイズの古墳です。
桜の名所にもなっています✿
伝説の三角縁神獣鏡が33面も出土した黒塚古墳。
三角縁神獣鏡とは中国の歴史書「三国志」「魏志倭人伝」に、魏の皇帝が卑弥呼に贈ったと記されている銅鏡のことです。
その鏡が出土しているのか?
埋葬時に近い形で、33面もの鏡が出土しているのです。
最大の物で重さ1kg以上、直径24.7㎝にも及びます。
長岳寺の近くにある天理市トレイルセンターへ行けば、このレプリカに触れることも出来ます。古代史ファンには是非おすすめですね。
春から初夏へ向かう中で、そら豆をデザートに取り入れてみました。
新緑の季節にはグリーンがよく似合います。
黒塚古墳のお濠に浮かぶ桜の花びら。
散った桜にも風情を感じます。
黒塚古墳の目の前には、黒塚古墳展示館という資料館が併設されています。
実物大の竪穴式石室なども展示されており、日本史学習にはうってつけの場所です。
黒塚古墳の近くには、鐘楼門が美しい長岳寺、大和朝廷の創始者でもある第10代崇神天皇の陵墓などもあります。
菜の花の向こう側に崇神天皇陵を望みます。
黒塚古墳からさらに北へ足を伸ばせば、戦艦大和で知られる大和神社も鎮座します。
この辺りは、日本の歴史を満喫できる絶好の観光エリアとなっています。
崇神天皇の陵墓は232mと言いますから、相当大きな規模を誇ります。
桜井市箸中にある箸墓古墳も、ここ黒塚古墳からそう遠くない場所に位置します。車でアクセスするなら、5分と掛からない距離にあります。
まさしく古墳の密集地帯ですね(^v^)
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003