飛鳥川の畔に弥勒石という石造物があります。
地元の人の間では、「ミロクさん」と親しまれています。
弥勒石の祠に吊り下げられた草鞋。
お遍路さんのお寺でもよく目にする光景ですよね(^v^)
奈良の長谷寺などでも、参詣者を出迎える仁王像の傍らに草鞋が掛けられているのを見たことがあります。
弥勒石。
飛鳥寺から橘寺へ抜けて行く道中にひっそりと佇みます。
飛鳥寺前に建つ入鹿の首塚。
大化の改新の際、蘇我入鹿の首がここまで飛んで来たという伝説が残されます。
飛鳥寺から弥勒石へ向かう途中の道路脇で工事が行われていました。
春先でしたので、今頃は大分進んでいるのではないでしょうか。
弥勒石は下半身の病気にご利益があると伝えられます。
そもそも弥勒菩薩は釈尊の入滅後、56億7千万の時を経て現れるとされる仏様です。遠い未来の弥勒菩薩の出現を待つ間、庶民を救う役割を担っているのが地蔵菩薩であると言われます。
飛鳥の弥勒石。
のっぺりとしたその表情に、どこか癒される感じを覚えます(^v^)
飛鳥エリアには、本当に様々なタイプの石造物が存在します。弥勒石も実に魅力的だと思いませんか?
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