東大寺三月堂から若草山へ向かう途中、手向山八幡宮というお社があります。東大寺の守護神として知られる神社です。
手向山八幡宮の向かい鳩。
家紋における鳩は、八幡大菩薩の使いであると言われています。勝利を呼ぶ瑞鳥として、昔から重んじられてきた歴史があります。
手向山八幡宮。
お寺の近くにはよく神社があるものですが、東大寺にとっては、この手向山八幡宮がそれに当たります。東大寺の大仏を鋳造する際、大分の宇佐八幡神が勧請された歴史があります。
奈良公園の鹿の向こう側に見えるのは東大寺三月堂。
三月堂の横に手向山八幡宮の鳥居が見えます。
手向山八幡宮参道の石灯籠にも向かい鳩が浮き彫りにされています。
簡易デザインの向かい鳩もいいものですね(^u^)
境内には水のせせらぎも聞こえ、清冽な空気が流れます。
きっと鹿にとっても居心地のいい場所なのではないでしょうか。
十六菊花紋を挟むようにして、向かい鳩がデザインされています。
平家物語に登場する熊谷直実が、軍功によって源頼朝から向かい鳩の家紋を下賜されたという逸話が残されています。
かわいいですね。
動物の紋も興味深く感じられます。
平和の象徴である鳩が、戦いの神である八幡大菩薩の紋に使われているのも面白く感じられます。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003