率川神社の蛙石をご案内致します。
大神神社の摂社・率川神社には、蛙の形に似た蛙石という石が鎮座しています。
率川神社の蛙石。
またの名を「撫で蛙」と言います。
三角形に突き出た蛙の頭が重なります・・・やはり頭の部分を撫でる参拝客が多いのでしょうか。
南の住宅地にお尻を向け、境内の北方向を向いています。
蛙は古来より縁起の良い動物とされています。当館の中庭にも蛙の置き石があります。待ち人帰る、無事帰る、若返る、貸していたお金が返る、領土が還る・・・カエルに掛けた様々な言葉が思い浮かびます。
率川神社の鳥居を入って右側に鎮座する率川阿波神社の鳥居と、道路向かい側にある岡三証券の建物。観光客の往来の激しい三条通りから少し外れた所に位置します。
おみくじの結び処を背にして、蛙石が鎮座します。
三輪の大神神社では「撫でうさぎ」が人気を博していますが、ここ率川神社では撫で蛙が参詣客の心をとらえます。
蛙石の案内板。
蛙は1500個もの卵を産むんですね。多産の象徴ということで、おめでたいイメージが形成されていったのでしょうか。豚なども多産で知られ、縁起の良い動物とされています。子孫繁栄の願いにいたっては、古今東西変わらないものを感じます。
伝統行事の三枝祭で有名な率川神社。
祭りの際の稚児行列は、奈良版ニュースのトップを飾ります。子守明神と称される率川神社には、かわいらしい子どもの姿がよく似合います。
率川神社のお守り。
大神神社の摂社ということで、大神神社の神紋である三本杉がデザインされています。
三輪山には磐座信仰が残りますが、石や岩に対する畏敬の念は大切にしていきたいですね。
さぁ、あなたなら蛙石のどの部分を撫でますか?
やはり自分の患っている箇所でしょうか(笑)
◇長尾神社 鳥居前に佇む「なで蛙」が愛らしい葛城市鎮座のお社!
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003