大神神社のささゆりをご案内致します。
大神神社の御神花として知られるささゆりの花が、今年も「ささゆり園」を中心に咲き始めています。
楚々とした雰囲気のささゆりの花。
笹百合(ささゆり)は日本にのみ生息するユリの原種とされます。ささゆりの名前の由来は、その葉が笹に似ていることや、笹原に自生していることに因みます。
宝物収蔵庫の脇に、ささゆり園の案内が出ていました。
今年は天候不順のためか、開花が例年に比べ遅れているようです。
開園時間は午前9時から午後4時まで。
美しいカーブを描いています。
育てるのが大変難しいとされるササユリだけに、こうやって少しでも花を咲かせてくれることに、深い感謝の気持ちが湧いて参ります。
大神神社の摂社である率川神社では、毎年6月17日に三枝祭(さいくさまつり、別名ゆりまつり)が催されます。
ささゆりの咲き誇る三輪山麓にお住まいだった率川神社の御祭神・五十鈴姫命(いすずひめのみこと)・・・姫神のみこころをおなぐさめするため、神前にささゆりで飾った酒樽をお供えする慣わしがあります。
普段はうつむき加減に香り高く咲くささゆりの花。
その笹百合を下のアングルから撮影してみました(笑)
神代の時代から大神神社と縁の深いささゆり。
祈祷殿では今日も、三輪さんの祈祷を受ける参拝客が列を成しておられました。
開花前の蕾(つぼみ)も美しいささゆりの花。
細長いシュッとした形で、とても清らかな印象を受けます。
竹柵内には休眠中のささゆりが開花を待ちわびています。
ささゆり観賞のマナーとして、決して竹柵内には立ち入らないように注意しましょう。
まだ少し見頃には早かったようですが、参拝客の目を楽しませてくれるのも時間の問題ですね。今年の大神神社のささゆりは、6月10日過ぎが見頃のようです。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003