山アジサイに「静香」という品種があります。
一重のガク咲きで、咲き始めは黄色味を帯びたクリーム色で、開花する頃には白い色に変化します。葉焼けを起こしやすい静香は日陰で栽培するのがおすすめです。
あじさいの名所・矢田寺に開花する静香。
西洋あじさい(ハイドランジア)には無い、慎ましやかな美しさを感じさせる花です。
静香(せいこう)と書かれていますね。
インターネット検索をしてみると、静香(しずか)という読み方も散見されます。どちらの呼び方でもいいようですね。
矢田寺本堂。
真言宗の古寺である矢田寺の正式名称は、金剛山寺(こんごうせんじ)と言います。時代の流れと共に、地名をとった矢田寺という名前で親しまれるようになりました。
境内で販売されていた「あじさい金平糖」。
色とりどりの紫陽花を思わせる矢田寺の名物でしょうか。
矢田寺境内には60種類、1万株にも及ぶ紫陽花が咲き誇っています。
しおらしい風情の「静香」も、埋め尽くされた矢田寺境内の一端を担っています。
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