大神神社二の鳥居向って左側に、「萬穣」と書かれた酒樽が飾られていました。
秋の実りを感じさせるデザインで、とても印象的だったので写真を一枚撮影しました。「萬穣」と書いて、「ばんじょう」と読むようです。
何と言っても、萬穣という言葉の響きがいいですね。漢字こそ違いますが、気炎万丈(きえんばんじょう)とでも申しますか(笑) 威勢の良さを感じさせる音の響きです。
萬穣の蔵元は、大和郡山市番条町の中谷酒造さん。
1853年に創業なさっている老舗の蔵元です。
大神神社拝殿前では、お遍路の格好をした巡礼者たちが手を合わせます。
観音めぐりのお寺参拝のみならず、こういった場所にもお参りに来られるんですね。
大神神社昭和の間の前に鎮座する「さざれ石」。
大和郡山市の番条町は、奈良時代の条里制の区画が今も残されるエリアです。
周囲をお濠で囲った環濠集落でもあり、自衛の町として栄えた歴史を持ち合わせます。お城や古墳を堀で守ることはよく知られていますが、奈良の古い町並みの中には、集落の周りを堀で囲んだ地域が数多く残されています。
番条町。 区画整備された町並みが、”いかにも” という感じで浮かび上がります。
萬穣という銘柄が、地名の番条に由来していることはほぼ間違いないでしょうね(笑)大神神社二の鳥居前には、萬穣の他にも数多くの酒樽が陳列されています。様々な種類の酒樽を見ているだけでも、十分に楽しめます。大神神社参拝の前に、是非一度目を凝らしてご覧になられてみてはいかがでしょうか。
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