大神神社の結婚式を明日に控え、祝電が当館に届けられました。
結婚披露宴の前日は、ほぼ一日中婚礼料理の仕込みに追われることになります。料理に火を掛けている時、玄関口の方から声が聞こえて参りました。急いで火を止めて出向くと、電報を手にした方が立っておられました。
届けられた電報を片手に、準備が進められる披露宴会場を撮影。
祝い事を象徴する松竹梅がデザインされていますね。
都合が付かず、結婚披露宴の席にご出席頂けない方から届く電報。心からのメッセージがこの電報の中には込められています。人と人とをつなぐ電報に敬意を表しながら、しっかりと婚礼の準備を進めていきたいと思います。
先日の新聞紙面にも出ていましたが、挙式と披露宴にかけるお金の額が増えているようです。
結婚式だけは華やかにしたいという人が数多く見受けられます。面白いのが結婚式費用に関する地域格差です。私どもは奈良県の結婚披露宴会場ですが、関西エリアでは結婚式に向けて着実に夫婦で貯金をする傾向が強いようです。
名古屋は派手な婚礼で知られますが、東海地方は豪華さナンバーワンで他の追随を許しません。九州地方の婚礼はご祝儀が一番多く集まることで知られます。九州における祝儀の相場は、概ね3万円という思考が依然として根強く残っています。
大和肉鶏の巻き物料理です。
当館は宿泊施設でもありますので、結婚式の前泊や後泊でご利用頂くことも度々ございます。遠方から奈良にお泊り頂くお客様のためにも、できるだけ奈良ならではの食材を使った婚礼料理を心がけています。
秋になると柿が美味しくなります。
「柿が赤くなれば医者が青くなる」ってよく言いますよね。甘味を増した奈良の柿を、是非ご賞味頂きたいと思います。
ご列席者にお配りする引き出物。
引き出物も電報と同じく、結婚式の前日に届けられることが多いですね。
関西のカップルは、お互いに貯金をして結婚式に臨む傾向がある。なんだか興味深いデータですよね。奈良や京都には神社仏閣が多く、歴史的建造物で結婚式を挙げるスタイルも定着しつつあります。大神神社を例に挙げれば、その挙式費用は8万円ですからさほど高くはありません。招待客1人当たりにかける費用が上積みされているのでしょうか。あるいは新婚旅行の旅費?色々想像してしまいますが(笑)、一生に一度の結婚式ですから、ここはひとつ奮発して景気良くいきたいものです。
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