大神神社結婚式の食事を出し終えて、息抜きに当館の中庭へ降り立ってみました。石灯籠の手前に、黄色く映える秋の花・つわぶきが見事に咲いています。
大正楼中庭に開花するつわぶきの花。
ヒガンバナの後はつわぶきですね。つわぶきの葉っぱは食材にもなるわけですが、果たして当館の中庭に育つつわぶきでも、美味しい佃煮が作れるのかなぁとボンヤリ考えてしまいました(笑)
結婚式の前撮りの際、ヘアメイクなどでご使用頂いている客室の欄間。
昔の職人さんは本当に丁寧なお仕事をされています。欄間には作り手のセンスが感じられ、長い間見ていても飽きないものがあります。先日訪れた八木札の辻交流館の欄間には、二見浦の夫婦岩が彫られていました。伊勢街道沿いにある建物ならではの意匠で、大変印象強かったのを思い出します。
渡り廊下越しに中庭を望みます。
ローアングルから花を撮影すると、また違った雰囲気が感じられますよね。
大神神社の結婚式のご会食には、ほぼ毎回お出ししているサザエ。
殻に突起のあるサザエは、突起の無いものに比べて市場価値は高いものとされます。味は変わらないんですが、見た目にも華があります。岩場の波の強い場所に生息しているサザエだけに、人生の荒波にも負けず、二人で協力し合いながら歩んで行って頂けるのではないでしょうか。秘かにそんな願いも込めています。
燭台と中庭。
普段は廊下の片隅に飾っている燭台を持ち出してみました。
食欲の秋、芸術の秋と申します。以前にもつわぶきの花をどこかで見たような記憶があったのですが、芸術の秋ということで思い出しました。奈良県立万葉文化館の庭に咲いていたのです。
つわぶきはキク科の花です。
この秋に催される平城宮跡のイベントでも、菊祭りが予定されています。菊と日本人は切っても切れない関係にあるような気が致します。そう言えば、お刺身料理のツマにも食用の菊花が使われますよね。パッと見が華やかで、料理のワンポイントにもなる菊花は貴重な存在です。
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