成人式の二次会でご来館頂いたお客様に、アボカドの和え物を中に包んだハーブサーモンの巾着をお出し致しました。
ジンの風味付けに使われるジュニパーベリーがまだ残っていたので、生鮭をマリネする料理を思い付きました。料理の手順としては、まず鮭の中の水分を抜くことから始まります。
成人式の二次会でお出ししたハーブサーモンの巾着。
皮付きの生鮭に塩、こしょう、グラニュー糖、ジュニパーベリーをまぶしてラップをします。そのまま冷蔵庫に半日ほど入れておきます。水分を抜くための作業なのですが、ほのかな香り付けにもなります。
巾着絞りの中に入れる具材は、アボカド、クリームチーズ、玉葱、かつおぶし、マヨネーズ。これらの具材をねっとりするまで和えて、ラップを使って巾着絞りにします。
料理旅館大正楼の中庭に渡された回廊。
雪の降り積もる成人式。
長い人生の節目の日に、思い出に残るであろう雪がしんしんと降り積もります。
当館大正楼では、成人式当日の美容・着付け等も承っております。大神神社の結婚式などでもご利用頂いている着付け用の客室を解放させて頂きます。
奈良特産品の宇陀ごぼうを、如意巻きの具材として巻き込んでみました。
冷蔵庫から取り出した生鮭は、一度きれいに水で洗い流します。
鮭の臭味を洗い流したら、キッチンペーパーで水分をよく拭き取って、鮭によく合うディルなどのハーブをまとわせていきます。ディル、イタリアンパセリなどのハーブを細かく刻み、エクストラバージンオイルになじませます。油になじんだハーブを鮭の表面に塗り込んだら、さらに冷蔵庫で1日寝かせます。
あとは薄くスライスすれば出来上がりです。
鮭のあらで取った出汁をもとに、白味噌と酒粕で粕煮にしてあります。
季節の大根にも十分に出汁の味を含ませ、味わい深く仕上げます。
中庭のつくばいの脇に佇む蛙石にも、真っ白な雪が降り積もります。
二十歳(はたち)。
言い古された言葉でありながら、常に新鮮なイメージを感じさせる言葉でもあります。
「はたち」の「ち」は助数詞の「ち」です。一つ、二つの「つ」と同じ意味を持ちます。はたちの「はた」とは、「ふたつ」の「ふた」のことではないかと言われています。二十歳の献血に、二十歳の飲酒。いずれも一人前の大人としての責任を表すフレーズです。
生まれてからこの方、わずか20年に過ぎない月日ではありますが、今一度来し方を見つめ直し、新たな気持ちで再出発をする日でもあります。そんな記念すべき日に、真っ白な雪に包まれる幸運を思うのです。結婚式の日には純白のウェディングドレスに身を包み、楚々とした白無垢姿でこれからの人生を誓い合います。そう、雪に象徴される白は縁起がいいのです。
めでたく成人式を迎えられた新成人の皆様方、この度は誠におめでとうございました。心よりお祝いを申し上げます。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003