奈良県桜井市の宿大正楼は、団体旅行や合宿の宿泊施設としてもご利用頂いております。
合宿予約のお客様がよくご利用になられているのが、桜井市芝にある芝運動公園です。芝運動公園の他にも、橿原市にある万葉の丘スポーツ広場をおすすめしたいと思います。当館大正楼から芝運動公園までは徒歩5分、万葉の丘スポーツ広場へのアクセスはお車で10~15分となっています。
万葉の丘スポーツ広場のテニスコート。
砂入り人工芝コートが6面用意されています。
香久山公園や橿原市昆虫館にも近い場所にある万葉の丘スポーツ広場。テニスコートの他にも、アーチェリー場・弓道(遠的)場、パターゴルフ場の設備が整っています。また、香久山公園の隣りには、バレーボール、バドミントン、テニス、卓球ができる香久山体育館も併設されています。
合宿案内になりますので、橿原市外者向けの料金を記しておきます。利用料金は全て税込です。
- テニスコート 1面・1時間 1,400円
- アーチェリー場、弓道(遠的)場 600円(9時~12時) 800円(12時~17時)
利用時間は基本的に9時から17時までとなっていますが、夏季期間中の6月15日~8月15日の土日、祝日は9時から19時までです。日が長くなる分、遅くまで施設を利用することができるようです。休場日は月曜日で、祝日と重なる場合はその翌日となります。
万葉の丘スポーツ広場から程近い場所に橿原市昆虫館があります。
昆虫の生態を学習したり、放し飼いにされた野鳥の空間を楽しむことができます。練習の息抜きに、童心に返ってみてはいかがでしょうか(笑)昆虫館の裏手には墓苑が広がり、丘の上には休憩用の小屋があって、眼下に広がる万葉の風景を楽しむことができます。穴場のビュースポットといった趣です。
アーチェリー場、弓道(遠的)場。
万葉の丘スポーツ広場の住所は、奈良県橿原市戒外町43-1です。
奈良には難読地名が数多く存在しますが、この戒外(かいげ)という町名もその内の一つではないでしょうか。どうやら戒外の地名の由来は、垣外(かいと)にあるようです。
村落の自治組織のことを垣内(かいと)と言いますが、その外にあるという意味の垣外(かいと)でしょうか。昔から続く漢字表記には意味の無いものも少なくありません。そういう観点に立てば、「かいと」という音に対して「垣内」と「垣外」の両方があっても不思議ではありません。要するに内も外も同じ意味を表しているのではないでしょうか。垣外と書いても、その内実は垣内であることが予想されます。
万葉の丘スポーツ広場には、パターゴルフ場もあります。
パターゴルフ場の利用料金は、1回(9ホール×1回)で300円、1回(9ホール×2回)で600円となっています。最終スタートは16時で、貸靴100円、貸しパター100円です。
テニスや弓道の合宿の息抜きにいいかもしれませんね。
戒外(かいげ)が垣外(かいと)から転訛している。
そう考えると、万葉の丘スポーツ広場のある辺りは、昔から村落の一単位が存在していたということになります。今も人里離れた場所にある万葉の丘スポーツ広場。桜井市の安倍文殊院から飛鳥へ抜ける道中、山田寺跡の手前を右折して起伏のある山道を通ります。坂道を下りて、信号の設置された十字路を左折してしばらく進めば、左手の丘陵に万葉の丘スポーツ広場があります。
地形的にも周りの集落からは少し距離を置いていたのではないでしょうか。
垣内はその昔、冠婚葬祭における経済上の援助単位にもなっていました。隣近所で協力し合って生活していた様子が浮かび上がります。今も万葉の丘スポーツ広場の近くにはコンビニが見当たりません。
香久山公園に設置された遊具の向こう側に、香久山体育館を望みます。
私のサラリーマン時代の同僚に、武士垣内(ぶしがいと)という珍しい苗字の人が居ました。おそらく武家屋敷が集まったエリアだったのではないかと思われます。私の同僚は武士垣内さんでしたが、世間は広いものですね、ちゃんと武士垣外さんという方もいらっしゃるようです。
遠い的に向かって矢を射る弓道場。
矢を回収する時には、くれぐれも事故の無いようにとの注意書きが見られます。
橿原市戒外町にある万葉の丘スポーツ広場。
公共交通機関を利用するなら、JR万葉まほろば線の香久山駅が近いでしょうか。無料駐車場が完備されていますので、お車でのアクセスをおすすめ致します。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003