ゴールデンウィークの最中、時間を見つけて大神神社へお参りして来ました。
いつものようにJR万葉まほろば線の踏切を超えて、そのまま真っすぐ参道を上がって行きます。休日のせいかいつも以上に車が多く、交通整理に追われるガードマンの方々が忙しく立ち回っておられました。二の鳥居の手前まで来て、はっと目に留まるものを見つけました。
藤の花ですね。
美しく垂れ下がるその姿は、紛れもなくGWに全国各地で見頃を迎える藤の花です。
春日大社の砂ずりの藤は言うまでもなく美しいわけですが、こうやって意表を突かれる場所に垂れ下がる藤の花にも魅力を感じます。ここに藤が咲くのかぁ、と地元民でありながら今まで知らなかったことに驚きを隠しきれません(笑)。
藤の幹ですね。
まるで太古の木を思わせるような躍動感あふれる幹が藤の特徴です。大神神社の案内板の上に覆いかぶさるように咲く藤の花は、参拝客を出迎えてくれているようでもあります。
バスガイドさんが旗を持って、団体観光客のお帰りをお待ちになられているようでした。
二の鳥居前ではよく見かける光景です。
大神神社二の鳥居前は大型観光バスの往来も頻繁にあって、昨今のパワースポットブームを如実に物語っています。週末だけでなく、普段の平日でもかなり多くの方がお参りしておられるようにお見受け致します。
久延彦神社のつつじ。
5月初旬のゴールデンウィークシーズンにはちょうど見頃を迎えます。
案内板の裏側から藤の幹を撮影(笑)
勝手な想像ではありますが、この独特のうねりが生命力を感じさせます。
この場所からもう少し上手には、大神神社の自動車お祓い所があります。時折前を通りかかる際に、自動車のドアを開けてお祓いを受けていらっしゃる参拝客の姿を見かけます。
狭井神社へ続く道。
綺麗な緑色の苔が生えていますね。
この辺りは少しひんやりした感覚を覚えます。広い大神神社の境内の中でも、荒魂を祀る狭井神社にはどこか強い気が漲っているような気が致します。
大神神社に行けば、藤の花を見ることができる。
長年三輪の地に暮らしていながら、この場所で藤の花が咲いているのを見るのは初めての体験でした。灯台もと暗し、新たな発見は意外と身の周りに転がっているものです。
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