三輪山平等寺のお堂の外にも、愛嬌のあるびんずる尊者が坐しておられました。
一度は仏の教えに背いたものの、改心したびんずる尊者。
お寺の御本尊が安置されたお堂の外でよく見られる光景です。
教室の外でバケツを持って立たされる。
びんずる尊者の由来を知ると、一昔前の学校の日常風景が瞼に蘇ります(笑)
二重塔が境内にアクセントを加えます。
仏像が作られる以前は、塔が最も重要視されていました。
お釈迦様の遺骨である舎利が納められていたからです。仏像という具体的な崇拝対象が生まれる以前には、仏足石も人々の祈りの対象になっていました。
ありました、ありました。
二重塔の前に仏足石(ぶっそくせき)が置かれていました。
お釈迦様の足が象られていると言います。
心身を清める手水舎には「洗心」の文字が。
薬師寺の門前にある休ヶ岡八幡宮の境内でも見られましたよね。
手水舎で洗心して、びんずる尊者を拝んで改心する。
改心って大切なことですよね。そう、仏様は許して下さるのです。アシュラー人気で一躍スターとなった興福寺の阿修羅像も、悪神から善神へと改心していることを忘れてはなりません。
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