茶臼山古墳にコスモスの花が咲いていました。
古墳をバックに秋を彩るコスモスを撮影。
桜井茶臼山古墳は桜井市の外山(とび)にあります。
難読地名で話題になる外山の地に、大きな大きな前方後円墳が佇みます。
前方後円墳のくびれ部分。
後円部が北、前方部が南を向いた全長207mの古墳。
古墳時代前期のものとされ、自然丘陵を利用して築造されています。
桜井の地名由来でも分かりますが、周辺には凹凸の多い地形が多く見られます。
桜井茶臼山古墳は長谷寺へ向かう国道165号線沿いに位置していますが、報恩寺や桜井高校のある方向へ向かって下り坂になっています。
桜井茶臼山古墳の北側には三輪山が見えます。
卑弥呼の墓ではないかと噂されている箸墓古墳も、その背景に秀麗な三輪山の姿を拝むことができます。
古墳の東側エリアはだだっ広い空き地になっていて、厳重なフェンスが張り巡らされていました。
古墳の傍らだけに、なかなか土地が売れないのでしょうか?
古墳の西側には、建設機械のレンタル会社が居を構えています。
桜井茶臼山古墳は道路に面した前方部が細長く、全体像がちょうど柄鏡(えかがみ)のような形をしています。
埋葬施設の石室の中は天井石に至るまで、全て多量の朱で塗られています。魔除けの朱、ということなんでしょうね。
桜井茶臼山古墳の案内板。
被葬者は定かではありませんが、饌速日の命(にぎはやひのみこと)や長髄彦(ながすねひこ)ではないかと伝えられます。
案内板の近くから古墳を縫うように細い道が連なっていました。
しばらく進みましたが、鬱蒼としていて蜘蛛の巣に引っ掛かったり(笑)・・・途中であきらめました。
茶臼山古墳へのアクセスは、JR・近鉄桜井駅からやや斜め東方向へ1㎞となっています。当館大正楼からも非常に近く、お車で10分ほどの距離にあります。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003