大和長寿道にある御厨子観音。
御厨子観音の奥の方にひっそりと佇む御厨子神社という社があります。
御厨子神社境内には、スピリチュアルな魅力あふれる石析神(いわさくのかみ)が鎮座していました。
またの名を月輪石(つきのわいし)と言います。その名の通り、真っ二つに岩が裂かれています。
圧倒的なパワーを感じますね。
厳かな空気が辺りいっぱいに充満しています。
奈良の飛鳥地方には、石舞台古墳をはじめとする巨大な石造物がゴロゴロしています。酒舟石、益田岩船、猿石等々・・・ここ御厨子神社も天香久山に程近い場所で、飛鳥の中心エリアへも徒歩圏内です。
御厨子神社の御祭神は根析神と言います。
根を裂く威力のある神・・・石析神とダブりますね。
稚桜神社から西へ進んで行くと、程なく御厨子観音の杜が見えて参ります。
燈籠の並ぶ参道が見えますね。
御厨子神社も、行く手の杜の中に鎮まります。
御厨子神社の参道に椿の花が咲いていました。
左手のみずし観音(御厨子山妙法寺)は日の当たる明るい場所にありますが、右手奥に鎮まる御厨子神社の境内は薄暗く、鳥居の手前からその偉容を感じさせます。
御厨子神社の参道から石析神を望みます。
ここはパワースポット。そんな威力を感じさせる石神様です。
みずし観音の東の低地は磐余池(いわれのいけ)だったのではないかと言われています。磐余池の端の方にあったから水尻(みずしり)神社・・・それがいつの間にか御厨子(みずし)神社に転訛していったのかもしれません。
御厨子神社の祠。
ここに根析神が祀られているのでしょうか。
みずし観音の干支絵馬。
御厨子神社の参道途中から、みずし観音の境内へと入って行くことができます。
みずし観音の参道から三輪山を望みます。
大和の原点ともなった三輪山は、奈良県内のあらゆる場所から望むことができます。古代から悠久の歴史が流れているにも関わらず、未だに心のふるさとに三輪山が存在している・・・そんな気がしてなりません。
石析神。
旅行ガイドブックには掲載されていませんが、訪れてみる価値はあるでしょうね。
御厨子神社からさらに西へ歩みを進めれば、大和長寿道沿いに藤原宮跡やおふさ観音といった人気観光スポットが控えています。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003