清々しいヒーリング効果を期待できる体験施設が飛鳥にあります。
奈良県立万葉文化館の一般展示室の中。
音と照明で万葉びとの感性や心の世界が体験できる「さやけしルーム」。
奈良県立万葉文化館内のさやけしルーム。
まるで海の底に居るような雰囲気に包まれます。
耳を澄ましてみると、夜明けとともに鳥たちが鳴き始め、琴の音色や川のせせらぎが聞こえてきます。しばらくすると、雷が轟く夕立に遭います・・・雨が上がると蛙の合唱が聞こえてくるという具合に、昔の人たちが五感を通して感じた世界をそのままに体験することができます。
一般展示室には、大仏鋳造の様子を再現した模型も見られました。
奈良の歴史を様々な角度から楽しむことができるアミューズメントスポットですね。
当館でお出ししている蟹の酢の物。
大根の桂むきで作った三輪そうめんの砧巻きを添えます。
飛鳥寺。
さやけしとは、古語における形容詞で「清明である、すがすがしい」を意味します。さやけし ~ 日本人の情緒に入りこむ素敵な言葉ですよね。
”春の日は山し見がほし、秋の夜は川しさやけし” と、万葉集にも出ています。
さやけしルームの天井には、万葉びとが見た飛鳥の夜空が浮かび上がります。
満天の星がきらめき、高松塚古墳などでも知られる四神が出現します。写真左側には北の方角を守護する玄武、右側には南を守護する朱雀が見えます。
大和まなのババロア。
大和まなのルーツである漬け菜は、日本最古の歴史書「古事記」にも記載されています。歴史ある食材を、お口の中でとろけるババロアに仕立ててみました。
さやけしルームに備え付けられた小さなスピーカー。
ここから様々な演出がなされているようです。
奈良名産のあすかルビーの葛餅に、こんにゃくの赤ワイン漬けを添えます。
奈良県立万葉文化館からもほど近い山田寺跡。
桜井方面から飛鳥へ伸びる磐余の道は、古道ウォーキングを楽しむ観光客で賑わっています。癒しを求める現代社会の中にあって、さやけしルームの果たす役割は小さくないような気が致します(^u^)
<奈良県立万葉文化館の関連情報>
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003