大神神社の若宮さんとして知られる大直禰子(おおたたねこ)神社の社殿前に、御饌石(みけいし)という石が静かに佇んでいます。
若宮社の御饌石。
重要文化財の社殿向かって右側に、注連縄と紙垂で結界を張られた御饌石が佇みます。
お正月のご神火祭りの時、久延彦神社に神饌をお供えする石なんだそうです。また、学問の神様であられる久延彦神社にお参りできないときは、ここから遥拝することになります。
若宮社の鳥居前に咲く馬酔木(あしび)の花。
春を告げる馬酔木が大神神社二の鳥居前にも咲いていましたが、ここ若宮さんの鳥居付近にも開花しています。
振り返れば、おだまき杉と馬酔木の光景に出会えます。
若宮社の御祭神・大田田根子命(おおたたねこのみこと)の誕生を物語る杉として崇められており、江戸時代には既に文献にも記載されている名木です。
大神神社二の鳥居をくぐり、真っすぐ拝殿へと参道を進みます。
三輪さんの清々しい霊気に満ちた空間が、参拝者を優しく包み込みます。
御饌石の案内板。
磐座信仰が今も残る大神神社の境内にあって、巨石が物語る深い意味を問い掛けてみます。
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