三輪のお渡りといえば、4月に催される若宮神幸祭。
お渡りとは、貴人や神輿の渡御(とぎょ)のことを言いますが、時代衣裳に身を包んだ人や馬の行列は見る者を釘付けにします。
奈良のお渡り行事で思い出すのが、大和神社のちゃんちゃん祭りや春日若宮おん祭りではないでしょうか。神様がお渡りになられる・・・なんとも古式ゆかしい伝統行事のひとつです。
お渡り行列に参加する馬。
馬を操る方の背中に、大神神社の神紋「三本杉」が見えます。
巴紋の入った太鼓ですね。
音で神様をお呼びする・・・ということなのでしょうか。神様の前で柏手を打ったりするのも、瞬時に聖域を作りだす一種のおまじないのようなものなのかもしれません。
代々受け継がれる神事。
三輪のお渡りも、今後長きに渡って繰り返されていくことでしょう。
大神神社二の鳥居前で、お渡りの開始を待つ馬たち。
桜の季節に執り行われる若宮神幸祭。是非一度、足を運んでご覧になられてみてはいかがでしょうか。
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003