特別史跡に指定されている文殊院西古墳。
コスモスの名所として知られる安倍文殊院の境内に、安倍倉梯麻呂の墓ではないかと伝えられる切石造石室の古墳があります。
文殊院西古墳の中から外を望みます。
古墳の玄室には、弘法大師の手造りと言われる平安時代の願掛け不動が祀られています。
大和三山や二上山を望む展望台にある晴明堂。
安倍文殊院は、飛鳥時代に朝廷の高官として活躍した有力豪族・安部氏の氏寺として創建されています。陰陽師・安倍晴明の生誕地とも伝えられ、境内には陰陽五行説の木火土金水に由来する五芒星の紋が見られます。
整然とした石組み。
特別史跡に指定されるだけの価値はありますよね。
丁寧な研磨が施された切石によって組み上げられた石室は、まるで芸術品を見るようでもあります。
しかも、天井石はアーチ型なんですね。
昔の人の技術には頭が下がります。
安倍文殊院はぼけ封じ霊場としても知られ、大和長寿道を西へ進むと、薔薇の名所・おふさ観音へと続きます。おふさ観音の境内で、ぼけ封じ箸が売られていましたよね。
<安倍文殊院関連情報>
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003