和紙の原料である楮(こうぞ)を使った紙のアート作品が、HANARART会場である春日神社境内に展示されていました。場所はJR畝傍駅前に鎮座する春日神社の社務所。ペーパーアーティスト佐々木邦子さんの作品です。
生命力を感じさせるアート作品です。
蛸が躍っているかのような、不思議な躍動感を感じさせます。
高校時代、春日神社の囲いの裏手を通って畝傍高校へ通っていた時のことを思い出します。春日神社の境内へ入るのは今回が初めてでしたが、馴染みの通学路が間近ということもあり、他のHANARART会場とはどこか思い入れが違います。
春日神社の鳥居。
国道165号線を桜井方面から橿原方面へ向かう時、ちょうど春日神社の前を通り抜けます。左手にJR畝傍駅が見え、その右手前に春日神社が鎮座します。
和の空間にはぴったりのアートではないでしょうか。
静かで時が止まったような境内に、新たなチカラが加わります。三輪でも開催中のHANARARTですが、春日神社を含めた八木札の辻エリアに於いても、町家の芸術祭と銘打つHANARARTのイベントが開かれています。
八木札の辻交流館のスタッフの方にお伺いしたんですが、八木札の辻界隈では「河合」という表札をよく見かけます。その中でも風格ある町家の河合家は、この地域を象徴する建物ではないかと思われます。
春日神社の社務所。
鳥居をくぐって左手にHANARART会場の社務所があります。
玄関口から中の様子が垣間見えます。
神社の歴史を感じさせる掛け軸。
春日神社から南西方向にあるJR畝傍駅貴賓室では、HANARART期間中に様々なイベントが企画されています。現人神の天皇陛下もご利用になられた貴賓室に於いて、高野山真言宗の僧侶による声明をはじめ、バイオリン、浪曲、ピアノ、落語、詩のパフォーマンス等々、実に様々な催し物が予定されています。
神社参拝の際、注連縄とセットでよく見られる紙垂(しで)にも、楮(こうぞ)が度々使われているそうです。どうやら神社と楮(こうぞ)の相性も良さそうですね。
11月10日(土)には、春日神社に於いて婚活イベントも企画されています。地域が輪になる街興しに、今や婚活は無くてはならないメインイベントになりつつあります。暑くもなく寒くもなく、ちょうど良い観光日和の時節柄、あなたもHANARART会場に出掛けてみませんか?
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003