初夏の陽気に誘われて訪れた大直禰子(若宮)神社。
境内の杉の木に近づいてみると、瑞々しい杉の新芽らしきものが出ていました。
先っぽの色が少し変わっているのが確認できます。
黄緑色に垂れ下がり、若々しい息吹を感じさせます。
こういうのを見ていると、なんだか元気が湧いてきます。
自然の中の一部である私たち人間は、自然から感化されることも多いのではないでしょうか。
大神神社の御神紋は言わずと知れた三本杉ですが、杉に縁の深いお社だけに、その光景はより印象深いものとなります。
今年の4月9日に行われた若宮神幸祭の時の様子を写真に収めました。神馬を操る人の法被に三本杉の御神紋が見られますね。
大神神社には巳の神杉、おだまき杉、衣掛杉などの御神木があります。とにかく大神神社と言えば、杉の木なのです。これは私の個人的見解に過ぎないのかもしれませんが、三輪山の麓には「杉」の付く苗字の方が数多くいらっしゃいます。杉田さん、杉山さんなどの姓は三輪山麓の歴史を物語っているような気が致します。
母の日の前日に、当館大正楼に於いて結婚披露宴が執り行われました。
大神様に誓い合うお二人の未来が明るいことを確信致します。
社務所や天皇社を経由して拝殿へと入って行きます。
ネギ坊主のような擬宝珠(ぎぼし)の頭を枠の中に入れて撮影(笑) あらゆる願い事を叶えてくれると言われる宝珠の形に似せた擬宝珠が神社の風景に溶け込みます。
久延彦神社の境内に合格御礼の絵馬が掛かっていました。
受験合格の感謝を込めた絵馬の色は赤色なんですね。狭井神社へと通じる道の脇には鬱蒼とした竹藪が生い茂ります。
若宮神幸祭のお神輿。
大神神社の行事では、三本杉の御神紋を度々見かけます。
三輪山の麓で宿を営んでいることもあり、杉の香りを生かした杉板焼というお料理を出させて頂くこともございます。鎮静効果があるのでしょうか、どこか杉の木の香りには不思議なチカラが宿ります。
若宮神社の本殿向かって左側には「飛鳥の橘」が植えられています。
よく見てみると、枝には棘があって、なるほどこれが橘なのかと思わせる出で立ちです。
杉の新芽に元気をもらって、新緑の空気を胸一杯に吸い込みます。初夏の大神神社境内の散策は実に清々しく、気持ちのリフレッシュにはこの上ない効果をもたらしてくれます。
<若宮神社の関連情報>
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003