橿原神宮での結婚式の後、当館の奥座敷に於いて会食のみの披露宴が執り行われました。ちょうど十津川産ブナしめじが出回る時期でもあったため、何か肉料理に応用できないかと思い、旨味たっぷりの大和肉鶏のもも肉と合わせてみることに致しました。
ひじきと十津川ぶなしめじの大和肉鶏チャーシュー仕立て。
名古屋コーチンにニューハンプシャー種を掛け合わせて生まれた雌に、軍鶏(シャモ)の雄を掛け合わせて誕生する大和肉鶏。噛めば噛むほど味わい深いその旨味は、ご先祖様を辿れば明らかです。
ご両親贈呈用の花束が会場の片隅でスタンバイします。
大神神社の結婚式をはじめ、神前式の人気が回復の兆しを見せているようです。初代神武天皇を祀る橿原神宮に、第10代崇神天皇を祀る天皇社が鎮座する大神神社。天皇の系譜を辿れば、2代目から9代目までの八代は欠史八代と言われ、天皇の実在そのものが疑われています。そういう意味では、橿原神宮と大神神社の重要性も増していくような気も致します。
水引きを添えたアワビの酒蒸し。
鮑(あわび)は密猟の対象になるほど、つい手を伸ばして欲しくなる垂涎の的です。長時間蒸し上げた、柔らかいアワビの身は得も言われぬ幸せの味がします。
大正楼中庭での記念撮影。
昨今は結婚式のロケーション撮影が人気を集めています。
結婚式当日の記念写真はもちろん、挙式前に行われる和装前撮りもオリジナルの写真が撮れるとあって、各方面からお問合わせを頂いております。
断面を見てみると、ほんの一瞬ですが、黒いひじきがキャビアのように見えます(笑)
大和肉鶏のみならず、十津川ぶなしめじの旨味も溶け出した煮こごりを掛けて供します。人参などを中に入れてみても、色合いよく仕上げることができるでしょうね。
弱火でじっくり煮てから、そのまま冷ましていますので、肉の歯触りも実に柔らかくて美味しいです。
コトコトとじっくり煮ます。
蛤の潮汁を作る際に余った出汁を使って、オイスターソースやパイナップルなどの隠し味で仕上げていきます。おいしくな~れ、という呪文を掛けながら。
結婚式会食会場の高砂席。
もうすぐ9月も終わりですが、いよいよ10月は一年で最も忙しい結婚式シーズンの到来です。長期の天気予報によれば、今年の10月は例年に比べて暑くなるようですね。花嫁さんの婚礼衣裳のことを考えれば、ちょっと大変かなとも頭をよぎります。少しでも秋らしい天候を期待したいですね。
最寄りの大神神社のみならず、橿原神宮、石上神宮、長谷寺、恵比須神社、飛鳥坐神社等々の挙式後の会食会場としてもどうぞご利用下さい。
お問い合わせは下記にて承っております。
〒633-0001
奈良県桜井市三輪459
料理旅館大正楼
TEL:0744-42-6003(婚礼受付窓口)
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003