奈良町の上街道沿いに芝新屋町という地名があります。
元興寺塔跡のある場所として知られる芝新屋町は、奈良町をぶらぶら散策している観光客なら誰しもが通るエリアではないでしょうか。
地名由来の案内板が掲げられていました。
なるほど、やはり「芝新屋町」は元興寺と関わりのある地名のようです。
元興寺が荒廃していた頃、この辺りには芝の原っぱが広がっていた・・・それが1,500年代後半といいますから、関ヶ原の戦いの前ですね。新たに民家が建ち始め、徐々に活気を取り戻していった歴史が案内されています。
芝新屋町にある元興寺塔跡。
芝の生い茂る原っぱに新しい家(屋敷)が建ち始めた・・・芝新屋町(しばのしんやちょう)。現在は薬師堂町の北、中新屋町の南に位置しています。
音声館のある鳴川町から見れば、東の方角にあります。
元は飛鳥の地にあった元興寺。
奈良ホテルの近くに鎮座する瑜伽神社から眺める平城の飛鳥の風景は、いにしえの飛鳥古京を偲ばせます。元興寺界隈を歩きながら、飛鳥へのノスタルジーを感じていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。
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