山の辺の道の長岳寺から北へ1㎞ほどの場所に、中山大塚古墳という前方後円墳があります。古墳時代前期の築造と推定され、ちょうど箸墓古墳とも時期的に重なります。
柿本人麻呂の万葉歌碑前から中山大塚古墳を望みます。
中山大塚古墳は、大和(おおやまと)古墳群に含まれる全長120mの前方後円墳です。墳丘上に、大和(おおやまと)神社の末社”御座所坐神社" が鎮座しています。毎年4月1日には、東北約1kmの所にある大和神社からこの神社まで神輿渡しが行われます。鉦鼓を「ちゃんちゃん」と打ち鳴らしながら進むことから、「ちゃんちゃん祭」と呼ばれ、大和の春を告げる伝統行事として知られます。
御座所坐神社の横には、歯の神様として知られる歯定神社が鎮座します。
歯の形に似せた磐座に注連縄が張られています。
山の辺の道に咲くみかんの花。
初夏の薫風の中、そぞろ歩きの山の辺の道でみかんの花を見つけました。甘い香りが辺りに漂い、ハイキングの楽しみを倍増させてくれます。
天理市中山町大塚に位置する中山大塚古墳。
長岳寺から徒歩15分ほどでアクセスすることができます。山の辺の道の途上にある古墳ですので、数多くのハイカーたちが立ち寄る古墳としても知られます。
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