和物玩具の竹蛇をデザインした絵馬が、飛鳥大仏で知られる飛鳥寺の境内に掛かっていました。昔は縁日の露店などでよく見掛けましたよね。
竹蛇の描かれた絵馬。
開運招福を祈願する飛鳥寺の絵馬です。
竹には節がありますが、その節を折り曲げるようにして蛇の長い胴体が表現されています。健やかな成長をイメージさせる竹の節はお祝い事の象徴でもあります。リアルな蛇と言うよりは、どこかコミカルな感じがして親しみやすい絵柄です。
天智天皇ゆかりの水落遺跡傍の駐車場に車を停め、一路飛鳥寺へと向かいます。
飛鳥寺の境内の西側に、ピンク色の木瓜(ぼけ)が開花していました。ぼけの名所として知られる安倍文殊院にも咲いていたピンク色のぼけ。こんな所でも出会えてとてもラッキーです。
飛鳥寺境内の郵便ポストと桜の風景。
門前に咲く桜の花がとても綺麗です。
パソコンやスマホの普及により、メールが主な連絡手段となっている昨今、どこか前時代的な雰囲気を醸す郵便ポストに懐かしさを覚えます。
飛鳥寺の桜。
低い塀の南方方向には、真神原と言われる原っぱが広がります。
椿の花でしょうか。
巳年を迎えて、早くも3か月余りとなります。春を謳歌する花々が飛鳥寺の境内を彩ります。
脱皮の習性を持つ蛇は生まれ変わりの象徴でもあります。
新しい年を迎えて少しマンネリ化しつつある今日この頃、今一度新たな気持ちに切り替えたいものです。尻尾を持ってクネクネと遊んだ記憶が蘇る竹蛇。身をくねらせながら進行方向を探ります。竹蛇のように試行錯誤しながら前進していく姿を胸に刻みたいと思います。
飛鳥大仏の石碑と馬酔木(あしび)。
桜の木の下に、これまた春に開花する馬酔木の花が見られます。
只今、春真っ盛りの飛鳥寺からレポート致しました。
<飛鳥寺観光案内>
お問合わせ窓口 ; TEL 0744-42-6003