桜井市初瀬の素盞雄神社。
長谷寺の駐車場前を流れる初瀬川に架かる連歌橋。朱塗りの連歌橋を渡り、しばらく進むと左側に素盞雄神社が鎮座しています。長谷寺境内からも、素盞雄神社の大銀杏を望むことができます。
素盞雄神社。
鳥居をくぐってすぐ左側にそびえているのが、天然記念物にも指定されている大銀杏です。
素盞雄神社の狛犬。
お尻を上にピョンと突き出した、面白いポーズをしています(笑)
イチョウの巨樹を長谷寺側から望みます。
実に巨大な銀杏ですね。「初瀬のイチョウの巨樹」は実の成らない雄株なんだそうで、銀杏は成りません。県下最大の銀杏の巨樹が、堂々とそびえ立ちます。
素盞雄神社境内から長谷寺の方向を望みます。
長谷寺とは初瀬川をはさんで、ちょうど向かいに位置しています。
長谷寺の紅葉もピークを過ぎ、落ち葉も目立つようになって参りました。素盞雄神社の大銀杏の葉っぱも、境内一面に敷き詰められていました。まさしく銀杏の絨毯ですね。
素盞雄神社の境内には、小さいサイズではありますが十三重石塔も見られます。
素盞雄神社の縁起には、与喜天満宮との関わりが垣間見えます。
948年(天暦2年)、神殿大夫武磨(こうどのたいふたけまろ)が菅公(菅原道真)の霊を与喜天満宮に祀ったとき、与喜山は天照大御神降臨の山だから、その弟神に当たる素盞雄命の霊を鎮めなければならない。そんな理由から、ここへ社殿を構えたのが始まりと云われています。
与喜山には天照大神が降臨したのですね。
そういえば、長谷寺本堂に祀られているご本尊・十一面観音様の向かって左側に、雨宝童子立像という仏像がいらっしゃいます。この仏像は天照大神を祀るものである・・・という説明書きを読んだ覚えがあります。
地元では、疫病除けの神様として仰がれる素盞雄神社。
不思議なもので、巨木に出会うとなせか、スピリチュアルなパワーが伝わって参ります。同じ桜井市内に忍坂山口坐神社の楠がありますが、どちらも古くからのパワースポットと呼べるのではないでしょうか。
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