興福寺中金堂の西側に佇む北円堂。
北円堂は藤原不比等の霊を慰めるため、平城京を一望できる場所に建てられた八角円堂です。現在の北円堂は1210年に再建されたものですが、鎌倉時代の力強さが伝わってくる単層・本瓦葺の建物で、国宝に指定されています。
興福寺北円堂。
普段は公開されていないため、ひっそりと静まり返ったイメージの北円堂ですが、春秋の公開日には観光客で賑わいを見せます。
興福寺南円堂の傍らにダルマのおみくじが置かれていました。
七転び八起きを連想させる達磨は、縁起物として人気がありますよね。ダルマの目入れについて、英語解説されているようです。
北円堂の拝観受付で手渡されたガイドに、中に安置される無著菩薩像の写真が掲載されていました。
法相宗を確立した兄弟の僧である無著・世親菩薩像。
運慶作とされるこの仏像も国宝です。北円堂内には、弥勒如来坐像や四天王立像などの国宝も収められています。北円堂のキャッチコピーに、「運慶一門の総力みなぎる北円堂」というのがありますが、まさしくそんな迫力を感じます。
昨年の遷都祭の年には、中金堂の立柱式が執り行われました。
北円堂の出口に、臨時土産物販売所が設けられていました。
携帯ステッカーでしょうか。
東大寺ミュージアム前に佇む鹿。
2011年10月10日に開館した東大寺ミュージアム。興福寺国宝館も新しく生まれ変わったばかりですし、奈良公園一帯の美術鑑賞が益々楽しくなりそうですね。
奈良観光の人力車。
奈良公園エリアを走る人力車です。京都の東山・嵐山エリアでもよく見かける人力車ですが、奈良の東大寺・興福寺・春日大社一帯でも活躍しています。
ドラえもんの奈良みやげ(笑)
奈良の鹿とドラえもんがコラボしているようです。
北円堂にひしめく仏像群の上には、蓮の描かれた天井が見えました。当初はこの天井が金色に輝き、その反射で仏像群を照らしていたと言われます。まるで後光のように輝く天井・・・今でも、所々に金の輝きを残しているのが垣間見られます。
<興福寺関連情報>
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